森林浴で免疫力上昇

城ヶ崎海岸で森林浴

森林浴の効果は30日後も持続

森林浴の効果は1週間は当日とほとんど変わらず、それから少しずつ低下します。その効果は1ヶ月以上続くことが確認されています。
城ヶ崎海岸は遊歩道が整備されており、安全に散策することができます。
遊歩道のほとんどは自然のまま残された森の中、海岸の磯道であり、それぞれの場所で自然を五感で感じることができます。
効果は五感を気持ちよく刺激する要素が多いほど高くなります。
 五感とは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚です。
城ヶ崎の森(遊歩道) 城ヶ崎海岸(磯)
 新緑いっぱいの中で、木漏れ日を受け、木の葉が触れ合う音・鳥のさえずりを聞き、土の感触を楽しみ、樹や花の香り、風のさわやかさを感じ、自然いっぱいの空気を味わう。 海の青さと空の輝き・水平線に伊豆七島の島影、波の音、溶岩が固まった岩の感触、磯の香り・花の香りを楽しみ、体いっぱいに磯の風を感じましょう。
森林浴効果 実験T(リラックス効果)
 独立行政法人森林総合研究所
 全国24ヶ所、各地域の20才男子学生12人、計288人を対象にした実験。
 森林部と都市繁華街を歩いて、あるいは座ったままで、生理的な変化を測り、比較しました。
結果 効果
 森林浴は都市部と比較してストレスホルモン(唾液中のコルチゾール濃度)が低下、血圧も脈拍数も低下、ストレス時に高まる交感神経の活動は抑えられ、リラックスしたときに高まる副交感神経活動が活発になった。  ストレスを軽減し、リラックス効果を示す変化でした。
森林浴効果 実験U(免疫力の上昇、がん・病気予防)
 東京都内の大学付属病院に勤める健常な女性看護師13人(25〜43才、看護師歴4〜18年)
 2泊3日滞在し、午前と午後、2時間ずつ森林内を散策。
結果 結果
 出発3日前のデーターと比較してストレスホルモン(尿中アドレナリン、ノルアドレナリン濃度)が減少。  免疫力の上昇効果があり、その効果は30日後にも維持している。
 血液中のナチュラルキラー細胞(免疫に関係し、がん細胞やウイルスを殺傷)の機能が高まり、細胞数も増加。  がんの予防効果が高まり、病気予防やリハビリテーション効果が期待される
 ナチュラルキラー細胞が放出する抗がんたんぱく質(がん細胞を殺傷)も増加。  
 また、森林浴30日後にも免疫力の上昇効果を維持していた。  
どうして森林浴が私たちの心身に良いのでしょう?
 私たちは自然の中で生きることが最も適しています。
 人間はつい100年前までは、自然と共に生活し、進化してきました。そのために、私たちの脳はもともと森林や海などの自然環境に適応するようにつくられてきたと考えられています。
 現在の都市部では、あまりにも急速に人工的な空間での生活を強いられ、本来の自然空間と隔離された生活が長くなりすぎています。その歪が私たちの免疫力を低下させたり、ストレスを増大させると考えられます。
城ヶ崎は私たち人間のふるさと
 城ヶ崎海岸は、戦前までほとんど手付かずのまま自然が残り、磯をつなぐ細い歩道があるだけでした。戦後、伊豆急が開通すると共に周囲の開発が始まりましたが、海岸線は一部を除き国立公園のために保護されてきました。
 今でも城ヶ崎自然研究路の周辺は自然が残り、森林浴のための散策には絶好の場所となっています。また、道をそれ磯に立つと太平洋に伊豆七島が並び、周囲の花も私たちを楽しませてくれます。
 森林浴と潮騒浴を満喫できる城ヶ崎海岸は私たち人間のふるさとといえるでしょう!
 

 城ヶ崎文化資料館(伊豆高原おもしろ博物館)
 電話:0557-54-0959. FAX:0557-54-1478
 E-mail:dream@izu.fm